足の解説(前回の続き)

この写真の状態は足の骨格が整っている状態です。
ニュートラルポジションと言います。
この状態は骨格が崩れています。
サピネーション(回内)と言います。
皆さんご存知の扁平足です。

指先も浮いていますよね
2つの写真でくるぶしから上(スネ)の角度に注目しましょう。
ニュートラルポジションでは垂直に立っていますが、サピネーションではつま先側に倒れています。

多くの方がこのサピネーションの状態で立ったりあるったりの日常生活を送っています。もちろん人体はとても性能が良いのである程度スネの角度は垂直に近くなりますが、横から見ると膝が前に出て見える状態です。
それらの状態を写真で見るとこの写真の状態です。

左側がサピネーションの状態で立っている。
(一般的な人の立っている状態)
おへその部分が前に出て弓状になっています。

右側がニュートラルポジションの状態で立っている。
(弊社取り扱いの中敷使用)
耳、肩、股関節、踝が一本の線上にあります。
でも自身の足を見ると「土踏まずはあります」と思う方は大勢いると思います。
その方々は足に体重をかけないであしを横から又は裏を見ていると思います。
足は構造上体重をかけないと骨格が戻ろうとする性質があります。
問題は立った時です。立った時に土踏まずが崩れてしまいます。
そのことを試す事ができます。
2人で行います。
1 座った状態であしの下に紙を敷き鉛筆で足の外周をなぞります。
   又はかかとから爪先の一番先端の長さを測ります。
2 立って上記を行います。
3 印をつけた紙を見ます。
以上をやって見ると座っている時と立っている時の足のサイズが違う事がわかります。

両足で立った時に土踏まずがつぶててしまうのであれば、歩行時はもう少しつぶれ方が
大きくなると思います。それは両足で支えていた体重が歩行時には片足立ちになる瞬間が
あるからです。瞬間ではありますが全体重が片足にかかります。その瞬間に足底の筋肉は
伸びます。その状態では指の付け根の関節が背屈しにくくなります。背屈しにくい状態で
は前に進むのにブレーキがかかっているようなものです。その状態で前に行くためには、
後ろ足で「地面を蹴る、そして腕を振る」ことにより推進力を作らざる得ません。

先に書いた状態ではかかとから着地し爪先から離れると言うことはできないのです。
ニュートラルポジションと回内では足首から上のスネの角度が最初から違っている
からです。
回内位から歩行をすると足関節が背屈しているので足が地面から離れると爪先は地面
の方へ向きます。その状態では着地も爪先からになってしまいます。
このような状態の方の特徴は
1 椅子に座っていて立つ時に手を使ったり反動をつけたりします。
2 歩行時にすり足になりすり音が出ている方も多くいます。
3 つまずやすい。
4 猫背、姿勢が悪い。
5 歩行時に上下に動く、又は横に揺れて歩く。
6 本やテレビで言われている歩行を意識して行っている。
7 たくさんあるのでその他とします。
これは年齢や筋肉の量には関係ないのです。上記を気にしてスポーツ
ジムに行っている方も多々いらっしゃるようです。骨格が崩れている状態で
筋肉を鍛えると筋肉のつき方に偏りがでちゃいます。それに歩行は自然に
行われることであり意識して行うことはそのこと自体に疑問をもつべきでしょう。
これらのことがわからないと加齢のせいにされてしまいますよ〜
それに、足関節から狂えば膝、股関節、仙骨、腰椎、胸椎、胸郭、頸椎
頭蓋骨、顎関節、等と次々に負担がかかります。別な見方をすれば、
骨が真っ直ぐ繋がって入れば重力(体重)は真っ直ぐ足の裏から地面に伝わります。
関節に角度がついてしまっていれば筋力を使って自分自身を立たせる必要があります。
このような状態の方は筋力が無いのではなく、常に筋肉を使っているのです。
その結果、疲れやすい、寝ても疲れが抜けないなどあり、それを筋力不足や
運動不足と思ってしまい、さらに運動をしているのです。

一方でニュートラルポジションからの場合は爪先は空の方へ向きます。
この場合はかかとから着地します。正常な二足歩行です。前に書いた
倒れるエネルギーでの歩行になります。これを会得するのは、生まれて
初めて立ち、歩く時です。初めて立ち歩くときは倒れるエネルギーにま
だ慣れていないので数歩で転んでしまいます。しかし、何回もやってい
るうちにエネルギー移動に慣れて長く歩けるようになるのです。

つづく